宇宙人|1月5日

年が明けた。

夫が亡くなって三回目。

 

今だに夫の写真が見れない。
ずっと若い頃の、夫と判別できないようなちっちゃな写真を飾っているだけ。

普通、大きな写真を何枚も飾って毎日、見つめている方が多い。

 

そんなこと、想像するだけで辛くて落ち込む。
どうすれば、そんな気持ちになれるんだろう。

私の隣に確かに居た人が、今は確実に存在が無い。
この状況は、私が死ぬまで続く。

 

そんなことを胸を抉るほど刻みつけて毎日を送ることなど耐えられない。

私たち夫婦は、

世間一般の夫婦からはかけ離れた特殊な関係を作り過ぎたのかもしれない。
それに関して何の後悔も無いけれど。

 

夫は私を守ってくれている。
どこか遠い宇宙の彼方で私だけを見つめてくれている。
そう思えることがたくさんある。

 

時々、夫は宇宙人だったのかな、とバカみたいな事を思う。
この世は極端に似合わない人だったから、

その時が来て宇宙に帰って行った気がする。

 

そう思うことが今の私にはしっくり来る。

 

でも、私はただの凡人なので煩悩の塊でしか感情が動かないのだけれど、
深く理解し合えて、許し合える関係を築けたのだから、
そんな幸せな人生を一緒に生きれたのだから、

 

一人でもいつかきっと元気になって、残された時間を過ごせると信じよう。