ひとりぽっち|11月18日

夫が病気になる前は仕事もプライベートも過保護な私は、
どんな些細なことも全ての決定権を夫に委ねた。

でも、病気になってからの夫は自分の命さえも全てを私に委ねた。

きっと一人になってしまう私への最後の教育だったのだろう。

お蔭様で、何事も一人で決定することに慣れた。
というか、相談したくても何処にも居ないのだから仕方がない。

一人ぽっちってたまらなく寂しい。

義父が亡くなってしばらく経ってから、
義母から

「寂しくて仕方ないから一緒にごはんを食べて欲しい」と電話があったことを思い出す。
今になって痛いほど、その気持ちが分かる。
会えば明るく振舞っていたけれど、どんなに寂しかっただろうと思う。


精神の乱高下に一日を耐えて過ごす。
そのうち、体の不調が現れる。
それを繰り返して時が過ぎる。


贅沢だと人は言うかもしれないけれど、
虚無感や悲しみの深さは人と比べるものでもない。


だから、「生きていたくないな」と心から思ってしまう。