新しい関係|1月9日

これで夫がこの世から居なくなって二回目の年が明けた。
あがきまくった一年八ヶ月のような気がしたり、
ただただ呆然と過ごした時間のような気がしたり.....。

今、思う事は二度と会えない辛さや
言いようの無い様々な感情に翻弄され、
苦しみ抜いた後には無感覚が存在し、
夫との関係性が変化する事。

確かに夫は私の傍には居ない。
でも、私の中から永久に消え去ることは無い。
肉体と精神は違う形で傍にいる。

これでやっと筋道が通る。

記憶が遠ざかるのではなく、存在の在り方が変わる。
きっと死ぬまでこの感覚は継続し、
死ぬ事で消滅する。
あらゆる束縛から完全に自由になるときが来る。
自分を生かすために必要な
色んな屁理屈も全て皆無になる。
その時にはまた夫に会えるかも.....。
その幸せなときに向かって時間が動き出す感覚が沸いてくる。
関係性が変わる事で、忘れるための努力もしなくなる。
なんとなくだけれど、
もう、あまり泣かないんじゃないかな。

様々な感情の中には「後悔」というものが少なからず蔓延っている。
でも、私が恵まれているのは闘病中の後悔が、あまり無いこと。
それも苦しみが緩和されつつある大きな理由だと思う。
それは私の努力だけではなく、夫の努力もそれ以上にある。
「後悔」の精神的苦痛は辛過ぎる。
二人の関係性にも多いに影響を受ける。
お互いに二度と触れ合えない場所で存在し続けるのだけれど、
29年間の深い思い出は、新しい理論を作り出せる。

そう思える。