孤独について|4月24日

最近、私の知らない夫の20歳くらいから30歳までを思い浮かべてみることが多い。

純粋で気が強く、何事にも真剣過ぎる夫は、
社会機構に上手く順応できずに、
不安定な精神状態で孤独と戦っていたことを想像する。
人生で一人だけ尊敬する人物に出会えたと、
その時代のことを話してくれたことがあった。
私にすれば、その人の存在に救われる。

身も心も傷付いて、
それでも自分が思うべき道を走り続けるしかない状況に
力を振り絞って前に進み続けた。

そして、31歳のときに私と出会った。
出会う前に受けた大きな傷は29年間で果たして癒えたのだろうか。
出会ってたった二週間で一生を共にすることを決めた私も
或いは傷ついていたのかもしれない。

一人になって「孤独」を考える。
歳老いて一人ぽっちだから孤独だとは言えない。
母親になったことがない私でも、
若い頃の孤独な夫を想像するとき、
その時代に戻って、思い切り夫のことを抱きしめたくなる。

並列に並んで群れを成す平和主義の若者の中で、
真っ当な論理を振りかざす騒がしい人間は、
容赦なく叩き潰される。
死ぬまで、その時のことは忘れてはいないようだった。
でも29年間の献身的なサポートに心からお礼が言いたい、 と言っていた。
お言葉を返すようだけど、献身的なサポートはしていない。
私のゴミクズのような人生を塗り替えてくれたのは夫の方で、
私の方こそ心からお礼が言いたい。

母親にならなかった私は、今頃になって母性に目覚めているようで、

ほんとにキモチワルイ。