生存期間中央値|2月10日

大阪府立成人病センターのサイトが、去年だったかリニューアルされた。
そして肺がんの生存期間中央値も
2010年から2012年の治療実績で以前のものとは全く認識を新たにするものだった。
夫が非小細胞ガンだったことから、そのⅢ期とⅣ期に限って集計を掲載してみる。

①非小細胞肺がんⅢ期 → 化学療法+強化放射線療法 → 58.2ヶ月

②非小細胞肺がんⅢ期 → 化学療法+通常放射線療法 → 23.4ヶ月

③非小細胞肺がんⅣ期 → 化学療法 EGFR変異あり   → 30.0ヶ月

④非小細胞肺がんⅣ期 → 化学療法 EGFR変異なし → 15.6ヶ月

あくまで治療は、それぞれの患者にとって
始める前から正解が分っている訳ではないし、
統計上の数値が生きる上での指標になるものでもない。
従ってEGFRの変異が有る無しや
Ⅲ期とⅣ期の病態による数値の差には全く興味はない。
私が興味深いと感じた項目は、
①と②の強化放射線療法と通常放射線療法の具体的な治療の内容である。
実際に大阪府立成人病センターが「通常」と「強化」の差の下に
どんな治療をしているのかは知る由もないし、
その振り分けをする根拠も分らないけれど、
もしも夫が受けたノバリス治療のようなものを強化とするなら、
標準治療の病院であっても少し頼もしい感覚を持つ。
それが、細胞毒てんこもりのような治療であれば、
中間生存期間に2倍以上の差は出ないと思われる。
放射線科と腫瘍内科の連携で
患者にとって有意義な治療が受けられるなら
意味のある実績のような気がする。
Ⅳ期には一切適応しないようだけれど、
政府、製薬会社、病院のしがらみから来る冒涜を決壊させることが出来れば、
闇雲に無意味な命を引き伸ばし、
サイトに自病院の実績自慢をするに留まらず、
真に患者を救う道が開けるのだと確信する。

大阪府立成人病センターの医師達も
持てる力を患者の為に存分に発揮したいに違いないだろうに。