肝転移への手だて| 2月19日

今日は、休眠クリニックへアブラキサンの投与と採血に行った。
肝臓への転移が見つかってから、
増殖スピードの速さに驚くばかりで、
ただ々呆然としていた日々を過ごして来たことを振り返る。
今まで手だての無い状況に画像を見ることを避けていて、
どの程度増大し続けているのか大きさも数も全く把握していなかったが、
今日は、放射線科で17日に撮ったCDを持参していたので、
モニターに写し出される肝転移の状態を止む終えずはっきりと見る事になった。
一番大きな腫瘍が6cm、次が4cmくらいが2個、
あとはパラパラと小さいものが数多く点在している様子。
はっきりとした数は造影剤を入れていないので解らないが、
効果判定には大きな腫瘍の動きだけで充分である。
極端な増殖を繰り返していた2週間前に比べて、
この2週間は、増殖スピードを弱めている。
とは言っても、腫瘍体積は、肺の原発巣からは考えれないくらい大きい。
そして、皮肉にも肺は、ノバリス照射跡が2週間で考えられないくらい縮小している。
これは、異例の回復らしいが、今となっては大して喜べるものではない。
問題は肝臓に移ってしまった。
主治医に手だてを聞くと、
肝臓は血管で出来ているような臓器なので、
ガン細胞が血管を取り込むことを阻止するアバスチンと何かがイイと思うが、
その何かを来週までに考えておきます、とのことだった。
私は休眠クリニックに来て、何が一番うれしかったかと言うと、
この「考えておきます」という一言を聞けたことだった。
大阪府立成人病センターでは、
標準治療の薬剤にも薬量にも、どうしても納得できないで、
常にど素人の私ひとりが選択を任され、
毎日々、悶々とした日々を過ごして来た。
しかし、ここでは「私が考えておきます」と言ってもらえる。
イレギュラーな希望も言える。
患者にお仕着せのガイドラインもない。
もちろんメリットばかりではないけれど、
この一言を聞くとホッとする自分が居る。
緊急時の対応病院、終末期の病院としっかりコンタクトが取れている今、
このクリニックにお世話になったことは決して後悔していない。