アブラキサン点滴日| 1月29日

アブラキサンの効果を疑いつつも、
他に手だてがある訳でもなく、
今日は3回目のアブラキサンの投与に行った。
正確にはノバリス照射前に2クールを実施しているので、
今回は、3クール目の3回目になる。
夫は最早、ホスピスへの転院を何時にするかばかりを考えているようで、
主治医に「みなさん、どのような時点でホスピスに行かれるのでしょうか?」
と聞いていた。
「食べることが出来なくなると、入られるケースが多いですね、
でも、藤本さんの場合は全然早いですよ、
今、ここに通われている方で、肝臓の70%を腫瘍が占めてるんですけど、
残りの30%で充分に機能してますからね、
特に主要機能を邪魔するところには転移していないし、
今ホスピスに入っても、追い出されますよ」と、
休眠療法の医師であるが所以と言うか、
本人が元気なら良しとし、既にここまで来たか、という私の思いに反して、
常に比較的長いスパンで病態を捉えている。
アブラキサンの効果判定も
放射線科で頻回に撮るCTを無駄にしないように、
主要マーカーの評価と重ならないように入れましょう、とあくまで前向き。
増殖スピードの速さに関しては、やはりステロイドが第一要因としている。
これも休眠療法の医師らしい。
私は、人間の体に於ける免疫機能が、何を置いてもそこまで重要であるなら、
もっと免疫療法の研究が急速に進んでいるはずだと思ったりする。
今更、経過を分析しても何の意味も無いけれど、
やはり、EGFR遺伝子陽性患者へのEGFR-TKIの切り時は
慎重にすべきだと思う。
大阪府立成人病センターの主治医の
「イレッサを急に止めるとフレア現象が起きる」という臨床現場での体験は、
スーパーレスポンダーには頭から切り離せない項目だと認識している。
ところで、夫はステロイドの顕著な副作用であるムーンフェイスになりつつある。
ステロイドを服用してからの食欲は
抗欝剤のリフレックスにも匹敵するほどで、
主治医にも指摘され、「ブタ過ぎて、棺おけに入れへんかったら、かっこ悪いですよね」
などとリアクションの取り難い発言にも
「別注もありますし」などと返されていた。