ガンを増殖させた理由| 12月17日

昨日は、放射線科クリニックでCTを撮った。
肺の方は二週間前と比べて極端な変化はないが、
医師曰く、更に肺臓炎が引き締まった感じになってるらしい。
ここからは、時間の経過と共に軽快させて行くしかなく、
ステロイドの効果を発揮するものではないらしい。
とは言え、急にはステロイドを切れないから、
今日からリンデロン0.5mgが4錠から2錠に減らす。
問題は肝転移。
こちらは、増殖スピードが、かなり速く、
たった二週間でも顕著に増大していた。
抗がん剤を投与しない限り、増殖は限りなく続く。
今まで緩慢だったガンの進行が急に速度を増した理由を考えてみる。
まず、11月19日、肺臓炎の症状がピークに達した段階で、イレッサを止めたこと。
これはイレッサが効く患者にとっては、
通常の抗がん剤の中止よりも致命的で、
中止したことによるフレア現象を起こす場合がある。
要するに、ダイエットのリバウンドのようなもので、
イレッサで抑えていたガン細胞の増殖を
一気に加速させてしまったと言える。
そして、もう一つ、
免疫抑制剤であるステロイドの投与によって、
免疫力を格段に落としてしまったことが原因と考えられる。
ステロイドは炎症性疾患や膠原病など、
あらゆる病気の勢力をを強力に抑える薬剤ではあるが、
逆の作用も強力に備わっている薬剤と言え、
安易に始められるものではない。
あくまで他に方法がない切羽詰った場合にのみ選択するものであると思われる。
イレッサを止めたことも、ステロイドを始めたことも、
紛れも無く間質性肺炎の悪化を防ぐ為だったが、
間質性肺炎の指標は、呼吸困難感や発熱など自覚症状はもちろん、
採血でのKL-6の数値が必ず上昇すると言われているが、
肺臓炎がピークと思われる11月19日時点では、
この数値は基準値内であり、
その後はCTでも明らかなように、
肺臓炎像は、一気に終息していてKL-6の上昇を懸念する場面はない。
今日、今後の治療について、
休眠クリニックの主治医と話している時、
その時の採血データーを見ながら
「あれは、いったい何だったんでしょうねぇ」と二人で首を傾げていた。
しかし、結論は永久に出ない以上、
今後も間質性肺炎のリスクのある薬剤は使えない。
そして今は、じっと我慢するしかなく、治療の再開は、来年からになる。
免疫療法のGCB-CWS程度では、とても効果を期待できないし
、一般的に細胞性免疫を増強させる可能性もある。
病期が発覚した時は、確かに多発肝転移があったが、
イレッサで画像上確認されなくなってからは、
三年間も肺の腫瘍は増大しても、
肝臓の転移が出現することはなかった。
どの薬剤にも効果があったのか、もともと、大人しい細胞だったのか、
常に肺の制御にのみ苦労していた。
だから、ノバリスに踏み切ったのである。
しかし、今となっては、再増殖して来たガン細胞は、
今までとは顔つきを変えて出現して来た可能性が高い。
従って、今後の抗がん剤が効く見込みは、かなり厳しいと感じる。
どちらにしても、今はどうしようもない。
来年早々に、抗がん剤を始める相談を私ひとりでする事になっている。
またしても、重大な責任を私が担っている。
夫は、思いの他、寿命が縮まったことをあっけらかんと受け入れていて、
もうすぐ食べれなくなるからと、連日近場に繰り出し、
お正月のように、好物を片っ端から食べている。
見事な食欲に、人間の大きさを改めて感じている。
私は、あれ以来、胸がつかえて、あまり食べ物を受け付けない。
肝っ玉の据わらない未熟な人間性に何時もの事ながら嫌になる。