ステロイド治療二週間目| 12月1日


ステロイド服用から二週間。
発熱、呼吸困難感、倦怠感などの症状は消失した。
もっとも、これらは、ステロイドを一回服用し、
何時間かした段階で既に症状は無くなりつつあった。
今回の事では、はっきりと判明しないことがある。
放射線科の医師は、
イレッサの間質性肺炎と放射線肺臓炎との併発を信じて疑っていないが、
CT画像を比べた休眠クリニックの医師は、
「イレッサの間質性肺炎かなぁ~、
何例もイレッサの間質性肺炎の画像は見て来ていますが、
どうも違う感じがするんですが、放射線科が、そう言っているんですよね、う~ん」
というニュアンス。
15日に臨時のレントゲンと採血を入れてもらった総合病院の臨床腫瘍科の部長も、
レントゲンを診て、確かに変化なし、と確信している。
この三人の医師の中で、
最もイレッサの間質性肺炎に神経質になっているのが、
言うまでもなく総合病院の医師と言える。
休眠クリニニックの医師は、ここも指摘する。
まず、イレッサの間質性肺炎は、
簡易なレントゲンで、その可能性を見出す限りは、
15日の時点では、その傾向がないと判断していること、
たった三日くらいで急に悪化したとは少し考えにくいこと、
何となく納得いかない感じで私だけの診察を終えた。
明日に放射線科でステロイド二週間後のCTを撮るので、
その画像を持って、総合病院、休眠クリニック、大阪府立成人病センターの医師に、
その意見を仰ぐ。
今回のことで感じたことは、
1人の医師が総合的に治療経過を診るのではなく、
それぞれの専門分野でのみに特化したやり方を遂行し、
その分野でのみ患者を診る体勢に落とし穴があったと言わざるを得ない。
しかし、現在の標準治療は、各専門分野との連携は、殆どしない。
たとえ、一期や二期であっても、
患者にとっての術後のQOLまでは考えて治療しないのが現状である。
非常に稀に、自分の力の範囲外でも、あらゆる可能性を考え、
患者のために、優秀な人材を様々な科と連携し、
院外であってもなんの躊躇もせずに紹介する尊敬すべき医師も居られるようだが、
正に、それは宝くじに当たるより難しいと感じる。
従って、失礼ながら、ある意味、専門バカの言う事を如何に冷静に事実を押さえ、
選択し決定するか、あらゆる意味で、
この人達の上に立つ教養が必要不可欠なのである。
しかし、私には、その教養がない。
まだ、多くの医師と関わりあっている事が救いだったようである。
今後のことは、色々あるが、とりあえず、本人は、以前の状態まで回復している。
今日も「カレーを食べてくる」といって1人で、近所のカレー屋に行った。
4、5歩あるくだけがやっとだった二週間前からは考えられない。