またしても予約外受診| 11月15日

15日の朝からサチュレーションを計ると、85前後を継続している。
あまりにも低い酸素濃度と夫自信の呼吸困難感に不安になり、
今日なら主治医も居られるだろうと電話を掛けた。
内科外来の看護師さんが主治医に連絡して、
折り返し電話を頂き、あまりのサチュレーションの低さに
「救急車で来る?それともタクシー?」と言われたが、
正面玄関で車イスで迎えに出るから、とタクシーで向かう事になった。
しかし、病院に着いて、サチュレーションを計ると94~96くらいはある。
「えっ!」もしかして自宅で使っている計測器が故障してる?
いつも自分の指で確認すると正常値を示し、
夫が計ると異常に低い場合が多いので、
何の疑いもなく、使っていたけれど、
病院でも看護師さんが自分の指で測ると正常値である。
「藤本さんの指が冷たいからかなぁ~」と言われたが、
どちらにしても、慌てて来るほどの状態ではなかったようで、
内科処置室に主治医が来られたときに
「すいません、お騒がせしたかもしれないです」に
「まぁええやん、その方がいいねんから、
でも微熱が続いてるから、これがいややなぁ、
どうせ18日に来ることになってたから、ついでに採血やっとく?
その結果で判断しましょ、レントゲンも撮ってきて」ということで、
採血とレントゲンを撮って一時間後の主治医の診察まで、
内科処置室のベッドで休ませてもらった。
レントゲンは撮り終えると同時に画像が転送されていた。
私はその時、初めて肺臓炎が出現したレントゲンを見て、
かなり広範囲に白く影が出ていることに驚いた。
これでも大したことはない、という所見が成り立つほど、
ノバリス照射が体に負担を掛けている事に自分の甘さを痛感した。
なにぶんCTとレントゲンでは、そう正確には解らないけれど、
採血結果もレントゲン結果も肺臓炎が出現し出したあたりから
変化はなさそうだと言われたが、
とにかく、所見はどうあれ本人の体感する副作用の強さに、
私は2、3日前から後悔の念が湧き出し始めている。
アブラキサン+カルボプラチンを続けていても一回りも縮小していた。
何よりも、ウツでいやいやながらも、仕事もしていたし、
エアガンショップにも出かけていた。
肺臓炎が現れてからは、息を吸い込み難く、
解熱剤を飲んでも微熱が続き、
ウツの影響ではなく、純粋に体がしんどいらしく、
殆ど寝たきり状態になってしまった。
ノバリス治療を考えている時に、
或いは人生最大の後悔をするかもしれない事は、
よぎらなかった訳ではない。
しかし、私には「まさか」の範囲だった。
それよりも、このままでは夫との時間が、
あまり残されていないことに焦りがあった事は事実である。
最初から、抗がん剤の選択も全て、私が決定している。
自分自身ではない、夫とは言え、
人の体を薄っぺらい知識だけで人体実験のように扱う、
自分の行動に常に責任を感じ、
副作用を受ける度に後悔を繰り返して来たが、
今回は、今までで、一番こたえている。
楽に生きることを目標にしているのに、これでは間逆。
それでも、放射線科の主治医は、
今よりも更に強く肺臓炎は出て来ます、と断言されている。
暗いトンネルの中に入り込んでしまったような気がする。