現在の体調| 10月15日

ノバリス治療後、早くも一ヶ月と10日が経った。
現在のところ、放射線による副作用は全く無い。
イレッサによる副作用も体の若干の痒みと口内炎くらい。
以前は強烈だった下痢も全く現れないので、下剤すら飲んでいる。
それにしても、今年ほど日が経つのが早いと感じた年はなかった。
1月9日に休眠クリニックのセカンドオピニオンを受けてから、
もう二ヶ月もすれば今年が終わる。
夫の体の変化は目まぐるしかった。
ほんの二ヶ月ほど前は、
緩和病棟への転院も遠くはないだろうと覚悟したけれど、
原発の制御に著しく困難を極めた時間がウソのように過ぎ去った。
末期がんの治療が如何に情報戦であり、
真摯に患者と向き合う医療者との出会いが必要であるかを思い知る。
患者と目的を異にする組織の歯車として
肩書きに拘り、縦の関係を忠実に守ることが
間違っているとは、私には言う権利はない。
しかし、治らない病気を宣告された患者として、
同じ立場にある方達に、もう一度、
他にも楽な自分に合った方法がないか模索してもらいたいと切実に思う。
夫も或いは放射線の副作用で命を落とすかもしれない。
しかし、如何なる場合も真実に則って
医療者と患者が同じ目的に向かう環境で命を全うしたい。
組織というものの圧力は、
才能や人格を容易に奪ってしまうものなのかもしれないが、
その大きな力は、
一人の患者を心身ともに救うことに邁進していないと言う事も頭に入れておいてほしい。
Ⅳ期だからと標準治療の腫瘍内科医だけに頼らず、
放射線科医や外科医のセカンドオピニオンも受けて欲しいと心から思う。
ところで、アメリカでは低用量の抗がん剤治療が注目を集めつつあるようで、
末期がんの治療が大きく変わる時代に入ったと言えるようである。