3週間ぶり休眠クリニック| 9月9日

ノバリス終了後の治療をどうするか、院長と相談した。
イレッサを服用するチャンスとも言えるが、
アバスチン+イレッサの分子標的薬どうしは、
院長も私も、さすがに躊躇する。
放射線科医は、一週間ほど空ければ、
抗がん剤の種類に問題はない、
逆にリスクを挙げ出すとキリもない、
と標準治療の病院での照射に比べて緻密な治療に自信ありげではあったが、
一般的なリスク項目にも、やはり不安はある。
そこで院長の提案は、
現在、BCG-CWSの臨床試験をやっているので、
イレッサと併用してみたらどうか、というもの。
BCG-CWS療法とは免疫療法の一種で、
なんと生まれたのは1970年代にさかのぼる。
その名のとおり、結核菌の成分。
そして免疫療法として、現在、フェーズ二試験をやっている。
治療内容は、初めは一週間ごとに4回、皮下注射をする。
ガン細胞を攻撃するTリンパ球で作られるサイトカインの一種で
インターフェロンyという物質が血中に増えていると治療効果が期待できる。
効果が確認できると一ヶ月ごとに続けることになる、
といういたってシンプルなものである。
現在、さかんに研究されているWT1ワクチンのハシリとも言える。
しかし、これは、大きながん細胞には効果はない。
そこまでの数のがん細胞に打ち勝つリンパ球を生み出せるものではないようである。
が、肺がんの患者さんの転移した首のリンパ節に放射線を照射したところ、
照射していない肺のがんまで小さくなった、という事もあるらしい。
要するに、放射線を当てたがん細胞から出た正常細胞にはない成分が目印となって、
リンパ球が肺のがん細胞まで攻撃したのである。
というように放射線との相性も若干なりとも良い印象はある。
副作用は、ほぼなし。
治療とは言えないまでも、
免疫力を上げてくれて、
イレッサの副作用を減らし、
効果を増強させてくれるものなら悪い話ではない。
問題はイレッサの量。
毎日にするか、隔日にするか、悩むところ。
夫は自分からイレッサ服用を言い出したのに
「間質性肺炎になるのいややなぁ」などと言っている。
が、ヤキモキして、またもやパソコンにしがみついている私の横で、
すでにイビキをかいて寝てしまっている。
全て私に丸投げで、「代わってくれよ」と突っ込みたくなるのは、
ちょっと精神的にゆとりがある証拠かもしれない。
明日は大阪府立成人病センターでレントゲンを撮る。
レントゲン画像がどうなっているのか、今回は興味がある。