最高の出会いと最大の悲しみ| 6月26日

最愛の人との出会いは、最大の悲しみを生む。
こんなに辛い思いをするのなら、
夫と出会わなければよかった、とさえ思う日々があった。
夫婦とて、常に仲良く円満な訳ではない。
長い年月の中で、衝突も繰り返し、
だからこそ思いも寄らない発見があり、理解し合い、助け合い、
そして無くてはならない存在になる。
私は、もっと一緒に生きて、もっともっと夫の事を理解したかった。
「ちょっと早いだけやん」と
出来る限り、この状況を肯定しようとする夫の言葉を
重く深く受け止めなければならない。
親や兄弟や子供でさえも、自らの選択権は存在しない。
だけど、配偶者だけは、
自分自身の意志で一生を共にする事を決めた唯一の人である。
私達は特に一緒に仕事をして来たので、
どんな時も離れて過ごす時間は無かった。
何処に居ても、夫を感じない場所はない。
たぶん私は、一人になれば、
後悔と懺悔を繰り返す日々を過ごすのだろう。
それが私の生きている証になるのだと思う。
「ちゃんと頻繁に検査に行って、
明るく元気に長生きせなあかんねんで、
死んだオレの事は必ず時間が解決するから、
第二の人生しっかり歩いて行くねんで、
お前と出会えたこと、最高に幸せやった」
などと度々言われる。
感情が抑えきれなくなるので、
チョット止めて欲しいと思うけれど、
夫は私への感謝の気持ちを何度も表現する。
私こそ、夫から多くの事を学んだ。
お互いがお互いを、この世で一番大切に思う関係に出会えた。
こんな人生を与えてもらえたことを心から感謝しなければならない。
なのに、「あっちに行ったら、ちゃんと解りやすいとこで待っててくれなあかんよ!
くまぽん(飼ってたネコ)とか、ダイスケ(飼ってたネコ)もちゃんと捜しといてね!」
などと私はスグに辛過ぎて、真面目な表現を避けてしまう。