やっと副作用から脱出| 4月8日

若干のめまいだけを残して、
副作用からは、やっと脱出したようで、
今日も休眠クリニックでの診察日だったが、
いつも、自宅の前から乗るタクシーを
天気もいいし、運動にもなるからと、10分ほど歩いてから乗り込んだ。
今日の採血結果は、特に気になるところはない。
今週の木曜日に大阪府立成人病センターでの診察があるので、
レントゲンの結果を持って、金曜日に次回の抗がん剤の相談をしに行く。
「レントゲンではっきり分るほど、増大していたら
アリムタを投与する意味も無いですしね」という私に
「そんな顕著に増大が確認されるような事は2週間くらいで、まず無いですよ。
それは、肺がんでも、よほど特殊なものですよ。」と言われた。
要するに、標準治療の病院でのやりとりに慣れている私は、
「増大」の受け止め方が根本的に違っている。
薬剤を投与して一ヶ月もすれば、効果のある場合は顕著に画像に現れる。
しかし、少しでも増大傾向が確認されれば、
その薬剤は、残念ながら効果が無かった、と判断される。
なんなら、もう1クール試してみてもいいけど・・・。
と継続することに消極的になる。
患者側も見るからに一回りほど縮小すると、
そのインパクトには、どう冷静さを装っても無意識に顔がほころぶし、
増大していると、このまま癌細胞の増殖に身を任せることになって行く構図が、
自然と頭に浮かんでしまう。

従って、効果も副作用も分らない未知の世界に またしても突入することになる。
しかし、休眠療法は、最初から縮小を狙っていない。
緩やかな増大なら、それで充分、とする療法なのである。
夫の場合、ドセタキセルに効果があったので、
薬量を少なくすれば副作用の問題をクリアできないか、と聞いてみたが、
小さくしたい気持ちは、とても良く分るが、
骨髄抑制の副作用は、量を少なくすることで防げるけれど、
サチュレーションが、なぜそこまで落ちたのかが原因不明で、
使うのが少し怖いと言われた。
それと個人的にタキサン系の
「毒を持って毒を制す」の極致のような薬剤の副作用にも抵抗があることも言われていた。
院長は専門家、私はど素人、大きく差があるとは言え、
その感覚には驚くほど共感できる。
肺腺がんのファーストラインで使われる代表的なパクリタキセルは、
薬剤が体から抜けても、末梢神経のしびれで歩けなくなっている患者も少なくない。
良くなりたい一心で副作用に耐え抜いた結果、
廃人同様にしてしまうような治療が存在していいのだろうか。
今は、大阪府立成人病センターでもパクリタキセルを標準量で投与する事はないと、
主治医からは何度も聞いた。
従って、標準とされる治療も少しづつ変化していることを感じるけれど、
やはり標準からは、あくまで離れない。
休眠クリニックの院長からは、もう一つ、
小さくすることに主眼を置いて、一喜一憂しますか?とも言われた。
中々痛いところを突かれている。
どうやら、私はもう少し深く休眠療法を理解する必要があるようである。
夫は、やっと元気になってきたが、
またしても一週間後にはアリムタ+アバスチンを投与する事になりそうである。
しかし、要するに副作用は、微熱である。
投与量を減らしたので、出ても37.0~37.3度くらいで、
抗生剤も服用だけで行けそうである。
最初、解熱剤を飲むとマスクされるので原因の特定に支障を来たすと思ったが、
すかさず解熱剤で下げればいいかな、と思っている。
夫の副作用のパターンが分って来たので、
或いは、もう少し防げるかもしれない。
ところで、夫は、院長の前では副作用を過小申告するクセがある。
なので私は、まるで過保護の息子に横から口を挟む教育ママのようで、
何ともカッコがつかない。