丁寧な所見と今後の予定| 3月18日

今日は、休眠クリニックで採血と診察日。

① ② ③のレントゲン画像を持って行って来た。

①2月27日(アリムタ開始時)
②3月5日(発熱で緊急診察時)
③3月13日(アリムタ開始2週間後)

 

大阪府立成人病センターでの比較は、
「どれも変わりは無く、まぁ耐性になってる感じかなぁ、
レントゲンでは、はっきりした事は分らないし、
アリムタを止める必要はないけど、どれも答えは無いからねぇ」
という感じで、いつも、これ以上でも、これ以下でもなく何となくで終わり。
その後、私は一人で、どうするべきか
大した手立ても無く悶々とする。
主治医の口癖は「答えはない」
答えが無い、と言うことを患者に繰り返す意味があるだろうか。
成人病センターでは、いつもこんな感じの繰り返しだった。
しかし、今日は、私がレントゲンでは、あまり変化がないようですけど・・・と切り出すと、
「何となく見てても意味ないですからね、
レントゲンでも、2次元での計測は、かなりきっちりできますよ」
という事で、医療用のソフトで腫瘍サイズを慎重に測ってもらう。
そして、院長曰く、
①と②で明らかに小さくなっている。
これは効果がある証。
しかし、②と③では、また少し大きくなっている。
この理由に関しては、まだ1クール目の途中経過なので
出来るだけ間が空かないように、
3週ごとをキープできるように予定をたてて経過を見て行きましょう。
①と②の違いの方が大きい。
たった1mm~3mm程度の違いでも、体積にすれば結構あるので、
抗がん剤に明らかに反応している。
効果はあると言えるようだが、間が空くのは良くない。
その為には、前回のような発熱を起こさないための策を講じないといけないので、
アリムタの量を少し減らす。
この量に関しては個々に開きがあるので、
効果と副作用を診て慎重に決める。
前回は、ステロイドを半分量で投与したので、これは少し増やすとして・・・・・。
と院長の頭の中で予定が立っていくのを感じる。
ゴールデンウィーク辺りのことも視野に入れて考えないと、
全国的に休業状態ですからね、そんな時に緊急事態になっても困るのでね。
とそこまでの予定もカレンダーを見ながら確認してもらった。
ここまで私は大して口を挟むことはなかった。
一つだけ気になるのは、アリムタ+アバスチンの再チャレンジも
イレッサの時と似ている。
投与直後は効果を示すが、その後、効果が無かったと思わせる反応が出る。
この段階でイレッサは止めてしまった。
アリムタでは、焦らず、じっくり院長と相談しながら経過を観察するつもりでいる。
やっと医師という存在が、私の上に立って方法を模索してくれているのだ、
という実感を味わった。
私が求める医師と患者の関係は、
患者のスタンスを理解してもらった上で、専門家としての導きがあること。
こうすれば比較的、良いのではないか、という意見が無いのなら、
それは医師と患者の関係ではない。
そこまで結果に拘り、患者が責任を認識することが、
最重要項目として常に医師に課せられているのなら、
病院としての意味は、全く無い。
ところで、大阪府立成人病センターでは、
私が「先生にお任せします」という言葉を使った記憶がない。
しかし、休眠クリニックでは、この3ヶ月間ほどで、
多分、3回使っている。
私が院長に好感を感じる点は、
大きな希望は絶対言わないが、
重篤な病気に罹っていることを、ふと忘れるほど、
少しでもネガティブに気持ちが傾くような言葉を使わない。
多分、この医師の末期がん患者に対する「思いやり」だと思っているが、
それが、一つの信念として診療姿勢に結びついているなら、素晴らしい事だと思う。
末期医療に携わる医師が患者に対して信念を持っている人なんて、
いったいどれ程いるだろうか。
少しづつ、信頼関係の中で、私達が求める形が築けるのかな、 と感じた一日だった。