クリニック診察日| 2月20日

今日は、予定どうり休眠療法のクリニックの診察日で、
大阪府立成人病センターで撮ったレントゲン画像を見ながら
次回に投与するレジメンを院長と話し合った。
休眠療法の基本的な考えもまじえて説明して頂いたので、整理してみる。


①腫瘍がイレッサの耐性によって一回り大きくなっているので、
とりあえず、少し縮小させたい。縮小させた時点で、出来る限り不変に持ち込みたい。


②抗がん剤の投与量は、体重から算出されるが、この概念に無理がある。
体重の重い人が副作用が少ないという理屈は有り得ない。
現在の抗がん剤治療は、体重の重い人ほど量の調整を考えるべき。


③TS-1もジェムザールも量の設定如何で人間の免疫力をアップさせて、
がん細胞に効果を発揮する薬剤である。
増大傾向が落ち着いた時点で切り替えるのも手。


④抗がん剤を2剤、3剤と併用するのは、
お互いの効果を増強し合うというよりも、
効く場所が違う、即ち数種類の武器で挑むという事。
従って、今までTS-1やジェムザールを単剤で使って来たが、
単剤での奏効率は、かなり低い。


⑤抗がん剤の投与を継続していると、
やがて、効果は平行線で副作用だけが右肩上がりになっていく。
この効果と副作用の一致点を見つけるべき。


⑥白金製剤を一度も使っていないのでトライすべき。
カルボプラチンとシスプラチンは、カルボプラチンの効き目が弱い気がする。


⑦アリムタは、本来副作用が少ない薬剤という事で開発されたが、
臨床の現場では熱やだるさ等の副作用が結構あるので、
個人的には勧めないが、夫の場合は長く使って、
大した副作用は出ていないので適当かもしれない。


以上の話から、
アリムタ(標準量の60%)+シスプラチン(標準量の30%)+アバスチン(前回と同じ1000mg)を26日に投与することになった。
投与時間は2時間くらいらしい。
ステロイドも溶解する生理食塩水もかなり少なくなる。
標準量でのシスプラ投与時間は恐ろしく長い。
効くか効かないか分らない毒の注入を気が遠くなるような時間を使って、
正に拷問でしかないと今更ながら感じてしまう。
この量で、3週ごとらしいが、とりあえず、一回目投与して、
諸々の結果に応じて変えて行きましょう、となった。
シスプラチンの副作用が、どうも気になるので
30%なら大丈夫なのかを聞いてみたが、
90%以上の人は体感する副作用は出ないらしい。
少ないとは言え、大幅に少ない訳でもないので半信半疑。
効果も副作用も百人百様、様子を見るしかない。
院長は、全くネガティブな話をしない。
そして、一人で考える時間も含めて、
私達に一時間以上の時間を割いてもらえるのは、
個人クリニックの大きな利点かもしれない。