初めての点滴 | 1月25日

今日は、休眠療法で初めての点滴を受けた。
抗がん剤はアバスチンのみ。
アバスチンは分子標的に分類されるが、
単剤では効力を発揮しない。
他の抗がん剤との併用で効果を期待する薬剤である。
夫の場合はイレッサを毎日服用して、
耐性までの期間を出来るだけ引き伸ばす効果と、
もう一つ脳転移を防ぐ効果を期待する意味で併用する。
夫は病気が発覚してからファーストラインでイレッサを服用して
顕著に腫瘍の縮小を見たが、
3ヶ月目にして2ミリの脳転移が発覚した。
イレッサは早くもPDかと思われたが、早合点してはならない。
体側と脳は別と考えるべきである。
患者の体の中には数種類の遺伝子が混在している。
転移巣に効かないから原発巣に効かないとするのは間違っている。
そもそも一種類の遺伝子のみが存在するだけなら、
薬剤の選択はもっと簡単だと言えるだろう。
そこで肺に効果を持続している分子標的を止めるのではなく、
脳転移にも効力を発揮する可能性の高いタルセバに変更した。
そしてタルセバに耐性が訪れた時点で
2011年の10月からアリムタ+アバスチンのレジメンへと移行した。
以来、一年三ヶ月、ずっとアバスチンを投与し続けている。
果たしてアバスチンの効果かどうか定かではないが、
今まで二年間、脳転移は出現していない。
アバスチンは本来、対表面積あたり15mgで投与する。
夫の場合、正確に計算すると1125mgになる。
アバスチンは、重大なリスク因子を抱える患者以外は副作用が極めて少ない。
しかし休眠療法のクリニックでは、それでも減量して使うそうである。
夫は一年以上投与して来て、何も問題が無かったので
標準量でもいいですよ、と言われたが、
1バイアル100mgと400mgのバイアルの二通りを組み合わせて、
半端が出ない1000mgを投与する事にした。
高額療養費で戻ってくるとは言え、国の医療費を無駄には出来ない。
大阪府立成人病センターなどの大病院と
個人のクリニックの比較は後にまとめる事にして、
とりあえず本人の感想は「えらい違いやなぁ」だそうである。
私の感想は、一長一短、それぞれに有り過ぎる。
ところで、16日の採血の結果は、
去年の4月くらいから上がり続けていた腫瘍マーカーが
イレッサの継続で、あっさり基準値近く、5.1まで下がった。
病院によって検査方法が違うのでバラツキは若干あるが、
クリニックの院長曰く、成人病センターとほぼ同じ方法だそうである。
28日には関電病院でCT検査をする。