「おしん」を見て | 1月4日

お正月休みらしく、何か特別な事がしたい、
という事で夫の提案が「おしんを見よう!」であった。
なぜ特別な事が「おしん」を見ることなのか、
あまり気乗りはしなかったが、
道頓堀のTUTAYAまで自転車で、5分も掛からないし、
さっそく28巻中12巻を借りてきた。
なんとVHS。
おまけに店員さんに
「傷があって見れないところもありますが、了解ください」と言われた。
「おしん」は私の若い頃に高視聴率だった連続テレビ小説で、
貧しい山形の小作出身の主人公が 幼い頃に奉公に出されてから、
数々の苦難を乗り越えて来た生涯を
孫との旅で回想して行くドラマである。
うつ状態にある夫が、
こんな暗いストーリーに絶えられるのか不安でもあったが、
珍しく、面白そうに見入っている。
おしんは、世代的には私達の祖母に当たる時代の人である。
母から何となく聞いていた当時の時代背景が良く分る。
私達夫婦は、もちろん戦争を知らない。
しかし、事あるごとに「戦時中は・・・」を母親から聞かされて育った。
好き嫌いを言ったり、物をすぐに捨てたりすると、
決まって「戦争中の子供はお腹いっぱい食べられへんかってんから!」
「そんなん、すぐに捨てたらもったいないやん!」とうるさく言われた。
いい加減、この戦時中は・・・に辟易していたが、
戦争の渦中に育った親達の若い頃を垣間見た気がして中々興味深い。
それにしても、
おしんの子供達の成長過程で次々に変わる
子役たちのダイコンぶりは、おもしろ過ぎる。
主人公の田中裕子の迫真の演技と、
セリフ棒読みで目が泳いでいる子役の 演技の
奇妙なコントラストに目を潤ませながらも思わず吹き出す。
芸能界を目指す子供が後を絶たず、
主役の大人顔負けに迫真の演技をする子役も
数え切れない今の時代では考えられない。
これもリアルな時代の変遷。
今日は最後の28巻まで借りてきたけど、
さすがにここまで一気に見ると、
いささか「おしん疲れ」している。