看護師の職域 | 10月22日

大阪府立成人病センターでの入院は今回で三度目になるが、
いつも変わらない看護師さん達の働きぶりに 常に感心させられていて
今回の入院でも気持ちのいい明るい対応に
QOLを一段階上げてもらえて感謝していたが
最後に問題が発生した。
あまり状態が良くない夫の更に発生した症状を
一人の看護師のアドバイスによって悪化させてしまった。
如何なる理由があろうと病院という所は
症状を改善させるところであり、悪化させる所ではない。
彼女のアドバイスが患者を思うが故に発生した行為であっても
結果、患者に苦痛を負わせたのであれば、
それは失敗であり問題である。
悪気があってした事ではないから仕方がないと
大人しくやり過ごすのがノーマルであると病院側は思っているのだろうが、
夫は医療機関でありながら患者に苦痛を与えたことに変わりは無いから
筋道を通し、きっちり謝罪しケジメを付けるべきだと主治医に主張した。
憤りを感じている夫に、謝るだけで気が済みますか?と言われ、
夫は済みます、と答えていた。
主治医は上司と相談します、と言ったっきり返答がない。
私は思うが、大人の仕事というものは
「努力している」とか「悪気はない」とか「一生懸命」とかは
結果が伴わなければ何の意味もないと思っている。
一般企業で上司の前でそれを口にすると、
努力しなくていいし、悪気があってもいいから結果を出せ、と言われる。
社会では結果に至るまでのプロセスは意味を持たない。
しかし結果を出すためには自分の職域を理解していなければならない。
これは大前提としてある。
では看護師の職域とは何なのか。
100%の自信の無い医療上のアドバイスはすべきではない、ということだろう。
看護師という職業についている以上、
結果が伴わなければ、ただのお節介では済まない。
もし夫なら、このような事態が発生すれば真剣に部下を叱るだろう。
職域の意味も徹底して叩き込むだろう。
夫も私も自分の会社でもない人材の教育をするつもりはないし、
縦の関係を的確に築けない病院の中で後々何が起ころうと興味はないが
夫の言い分には言い訳でも何でもルーズにもみ消さず、
何らかのケジメはやはり筋道を通して付けるべきだと思う。
解決策として素直に謝る以外、
気が済むも済まないも他に何があるのだろうか。
医師も看護師も日々の業務に休む間もなく働き続けている事は
一週間も入院していればよく分るし、その働きぶりには頭も下がる。
そんなことは百も承知している。
悪気があるとか無いとか、そんな次元の低い話をしている訳でもない。
それとも病院というところは謝罪に対して
そこまで神経質にならなければならないのだろうか。
並み外れた気の強さや潔癖さを持ち、
自分の仕事に対しても常に勉強を怠らず力の限りを尽くしてきた夫には、
このルーズさは我慢できないようである。