経過の分析 | 9月9日

分析と言う程、大したものではないが
腫瘍マーカーが基準値を超えてからの経過を少し考えてみたい。
大阪府立成人病センターでの腫瘍マーカーと
PET及びCT検査からの結果から推測される項目を考える。
3月16日のPET検査で十二指腸のリンパ節再熱を確認してから、
3月22日にアリムタ+アバスチン7クール目の段階でCEA4.4、
しかし、一ヵ月後の8クール目時点で7.4と一挙に上昇している。
上昇した原因は、
PETで十二指腸のリンパ節再熱を確認したこと以外、
病勢の進行を確認するものは無いので、
この段階では十二指腸のリンパ節再熱と考えられる。
CEAの上昇を受けてイレッサを隔日で再開、
そして一週間ほどで6.3に下がっている。
これはイレッサを再開した事で下がったと考えるのが自然だが、
更に、それを裏付けるように
直後のCT検査で
3月のPETで再熱を確認された十二指腸リンパ節の再熱の所見は無かった。
CEAが4.4~7.4に上昇した割りには
十二指腸リンパの増大は大したものではなかったようである。
肺の原発巣も1月のCTから不変。
5月17日のCEAは更に若干下げ、5.8になる。
6月6日にアリムタとイレッサ併用による間質性肺炎を恐れ、2週間イレッサを休薬する。
その休薬期間中にCEAは6.2に上昇する。
やはりCEA減少はイレッサ効果と考えられる。
6月21日に10クール目、その2週間後イレッサ再開、
7月19日11クール目、この時点でイレッサ休薬、CEA6.2と横ばい。
その後7月30日に肺の原発巣が増大傾向にある事をCTで確認するが、
5月7日のCTで径が2.5mm→2.8mmになった程度。
しかし、8月1日にイレッサ再開するも2週間後にはCEA7.6
そして約一ヵ月後の9月5日に更に8.9まで上昇する。
この上昇は肺原発巣の増大によるものだろう。
とすれば、8月24日から始めたTS-1は現段階では抑制効果はないと考えられる。
7月30日以降CTを撮っていないが、
腫瘍マーカーの上げ幅から推察すると
5月7日~7月30日の2.5mm~2.8mmの増強幅よりは
大きくなっているだろうと思われるが、お腹の方のCTは撮っていないので
十二指腸リンパ節の再熱も同時に起こっているかもしれない。
腫瘍マーカーの増幅幅が大きいので同時再熱説は有力かもしれない。
もう少し検査を頻回にしていたら、
もっと正確に腫瘍細胞の動きが分ったかもしれないが、
以上の経過を見ると、
イレッサは十二指腸リンパ節には効果を示すが原発巣には効力はない。
そして、夫の場合、
お腹の転移巣の動きに関しては主要マーカーが顕著に反応を示すが、
肺の方は、けっこう大きくなっても動きが緩慢な傾向があるようである。
従って、肺のみの腫瘍の動きでCEAが上昇している場合は
少しの上げ幅でも腫瘍の増大幅は大きいと考えられる。
現段階では腹部の転移巣の動きが不明なので
イレッサを服用する事の可否も分らない。
緻密な治療をする為には、緻密な検査が不可欠である事が解る。
とは言え、どれだけ緻密な検査をしても全ては結果論である事も事実である。
以上の考察は、私の完全な憶測の域を出ない。
しかし、自分の中で何らかの納得を見ないと先へ進めない。