アファチニブ解析結果 | 7月29日

ベーリンガーインゲルハイムのアファチニブは、
がん細胞の増殖に関わる最も一般的な上皮成長因子受容体EGFR(ErbB1)だけでなく、
すべてのErbBファミリーのキナーゼ受容体を阻害する分子標的薬で、
イレッサやタルセバよりも強力と言われている。
そのアファチニブの第3相臨床試験日本人サブグループ解析結果が
日本臨床腫瘍学会で発表された。
主要評価項目はPFSである。
それによると、
一次治療としてアファチニブを投与した
日本人肺がん患者でのPFSの中央値は13.8ヶ月であった。
標準化学療法でのPFSの中央値が
6.9ヶ月であることと比較すると飛躍的に伸びたことになる。
主な有害事象としては、
皮疹や下痢、口内炎、爪周炎などでイレッサやタルセバと非常によく似ているが、
どれもコンントロール可能であり、
EGFRの遺伝子変異を有する患者にとっては承認されれば、
かなり有望な薬剤の誕生となるようである。
官僚の私利私欲に邪魔される事無く
一刻も早く必要としている患者が服用できるように願っている。
新薬の治験は静岡ガンセンターや近大付属病院が活発であるらしい事を
大阪府立成人病センターの主治医から聞いたことがある。
確かに、これらの病院では
すでにアファチニブやARQ197の服用を終えている患者が居られることは
ブログで認識していて耐性までの期間も長いようである。