ゲンメツした一日 | 7月15日

今日、昼食と夕食の買出しに、夫と近くのスーパーへ行く道で
老人が倒れているのを遠目に発見した。
私達が住んでいる所は、
心斎橋筋から近い、
常に人通りのある場所で、
その時間帯も多いとは言えないまでも、
何人もの人が私達の前を行きかっていた。
老人が倒れているのを
チラっと横目で見ては通り過ぎる人たちを何気なく感じていたけれど、
ついに夫はたまらず駆け寄り
「どうしはったんですか?大丈夫ですか?」と声をかけた。
幸い「大丈夫です」という声が返ってきた。
私も駆け寄り状況を把握すると、
倒れているというよりは
手持ちのカバンを枕にして寝ている感じだった。
よくよく聞いてみると
家からここまで歩くうちに足腰が立たなくなって、
ついに寝転がってしまったらしい。
自力では起き上がることも困難なようすなので、
とりあえず救急車を呼んだ。
歳を聞くと93歳だが、電話番号も言えるし、名前も言える。
家には奥さんと息子さんが居る事も教えてくれた。
10分ほどで救急車が到着し老人は運ばれて行った。
それにしても、これだけの人が居て、
誰も見て見ぬふりを決め込むことに驚いた。
どう見ても酔っ払って寝ているようには見えないし、
あまりにも高齢で自力で解決できるようには思えない。
老人の目と鼻の先には20代かと思われる青年が3人、
くだらないバカ話にガハハハとテンションを上げているくせに、
老人のことは一斉に無視をする。
老若男女あらゆる年齢の人間が通り過ぎたが
誰も立ち止まらなかった。
正義感などと大袈裟なものではない。
社会的常識が無いに過ぎない。
こういう精神性があらゆる問題の発端になり、
世の中を破壊するような気がする。
大阪って結構めんどうみのイイ人達が多いと思っていたから
何かゲンメツした一日だった。