持病 | 3月11日

しゃっくりが持病になってしまった。

少しむせたり、軽い咳が出るだけで、しゃっくりを誘発してしまう。

抗がん剤の1クール目に襲い掛かった咳としゃっくりの嵐から

随分、日も経つのに今頃になって頻繁に繰り返すようになってしまった。

6クール目が終わってから10日目。

アリムタとアバスチンの副作用なのかもしれないが、

原因の追究には、あまり意味を持たない。

がん患者は元々の病気プラス抗がん剤によるダメージを少なからず受けていて、

生涯その持病に苦しむことになる。

末期の患者にとって、それは無用の苦しみである。

いづれ、薬剤耐性で薬の変更を余儀なくされるが、

それでしゃっくりも止まればいいけど、あてにはならない。

何とか楽に毎日を送ることが出来れば、と願ってはいるものの、

毒性の蓄積は甘くない。

しゃっくりも一日中となると体力の消耗も激しいし、不安感も引き起こす。

夜中に出れば、睡眠もことごとく妨げる。

大阪府立成人病センターに入院した時も結局、手立てはなかった。

この手立てが無い、と言うことに非常に不安感をあおられる。

これだけの専門家が居ても成す術がないのは、

自分の置かれた状況の厳しさを見せ付けられるような気がして落胆する。

プロなら何とか考えろよ、と言いたくもなる。

最も真のプロなら、何らかの方法を結局あみだすような気もしている。

自分自身の経験と知識から解決策を導き出すのかもしれない。

それが、人間のそしてプロとしての誠意のような気もする。