標準治療外の可能性 | 1月2日

去年、夫の病気が発覚して丸一年を過ごした。

私の人生の中で最も悩み苦しんだ年だったけれど、

今年になって更に新しい思いが沸いている。

夫はどんどん人生をあきらめる方向へと舵取りをしているように見えるけれど、

私にすれば、なだらかにそして穏やかに生を終える事が

即ち延命することだと思っているから、

そう簡単に医師が提示する方法になびく気がしない。

現在の肺がんⅣ期の標準治療は化学療法で、放射線治療は

緩和が目的であり適応外となっている。

しかし、ここに来て末期がんに於ける放射線治療を

かなり積極的に実施するところが増えてきている事を知った。

陽子線や重粒子線治療の施設やIMRTや定位放射線治療を行う

放射線に特化したクリニックでは、

実態は遠隔転移を来たした末期がんの患者が半数以上を占めている。

大阪府立成人病センターをはじめとする一般の大病院では肺がんでは

Ⅰ期、Ⅱ期が主体で多少なりとも治癒が見込めるⅢ期までが対象となるが、

ある放射線科クリニックでは肺がんⅣ期の患者が60%以上を占めるから、

その事実には非常に驚いた。

夫は今のところ、遠隔転移はあるものの肺の原発巣以外は分子標的薬で制御できていた。それなら原発巣のみに放射線を使い、

あとはイレッサやタルセバでコントロール出来れば

本人の精神的、肉体的苦痛も若干なりとも軽減できるのではないか、と思ってしまう。

がん難民を最も多く排出していると評判の国立がんセンターの、ある患者も

主治医とどんどん議論を交わし、Ⅳ期の肺がんで放射線治療をしている人がいる。

もちろん、色々な問題はあるだろうけど、主治医にはムリだと受け流さず、

その方法を模索してもらいたいと心から願う。

そして私の考え方が間違っているのなら、徹底的に説明してほしい。