若干の改善 | 12月31日

夫のうつが少し改善したかもしれない。

と思うのは無感動、無関心になって来たから。

従って心底、落ち込むことも無いし、

自分を取り巻く様々な事象が

異常に敏感に気持ちに突き刺さって来るような感覚も、

もはやないように感じる。

食欲も出て来た。

しかし、これは副作用による感が強い。

時々、瞬間モーレツな食欲に襲われるらしい。

改善されたかと思われる症状は、

どれも薬剤によって無理やり仕立てられたサイヴォーグみたいに

何分自然さに欠けるけれど、苦しいよりはずっといい。

それがきっかけとなって、いずれ夫らしい性質が戻ってくると信じている。

夫は今まで眠剤を色々試すことしかなかった為、

その存在を知る由もなかったけれど、

リフレックス、ジェイゾロフト、サインバルタの抗欝薬で

私は初めて精神病の薬が人体に効果を表す作用機序を知った気がした。

何とも不可思議な、未知の世界に足を踏み入れたような

新しい感覚に見舞われた。

精神科の薬ほど微妙で、さじ加減の難しいものはないと実感する。

ある意味、人格をそっくり入れ替えてしまう程、恐ろしいジャンルだとも思う。

しかし、もはや抗欝剤の助け無しには生きて行けないことは確か。

ちなみに私は朝、目覚めたとき、

雨がしとしと降っていると気持ちが落ち着くような陰気くさい人間で、

生まれつき欝病かと思う時期もあったけど、

夫を見ていると、なんて自分は鈍感でふてぶてしく、

いい加減な人間かと関心することがある。

厚かましくも欝病なんて言えるもんじゃない。