イレッサ+TS-1 | 12月18日

イレッサ服用患者にとっての最大の関心事は、

耐性の後の治療を如何に進めるかである。

分子標的薬の恩恵を受けてしまったからには、

もはや数多くの副作用にひたすら耐える治療を受け入れ難い事は

言うまでも無く、奏効率を第一に考える標準治療との相性は極めて悪い。

そこで、どうしても少数派ながらも患者の生活を第一に考えながら、

ある意味異端児的に自らのクリニックで

臨床を繰り返している医師の情報に耳を傾けてしまう。

一つの情報は、イレッサにTS1をプラスすると耐性を克服できる可能性があるというもの。

イレッサ耐性化の原因の一つであるT790M変異に於いて、その可能性があるらしい。

このような副作用が少ないと予測される治療を

T790Mの変異を調べる事によって積極的に取り入れることは、

既存の抗がん剤を闇雲に試すよりも医師として当然の行為のような気がするけれど、

患者側が無い知識の中で必死に調べた情報を

何ともあっさり却下するだけが仕事のような態度は、

あちらこちらで勃発しているようで、それでも医療を志した人間かと思ってしまう。

まぁ、数少ない症例では多大な副作用が出るかもしれないし、・・・とかいう

お決まりのパターンで、充分過ぎる副作用の可能性のある薬剤ばかりを

レパートリーとしている自分の治療行為は棚に上がってしまっているのだろうけど。

この治療を発表している医師が標準治療以外は

見向きもしない医師連中を敵意むき出しで非難されているけど、

その腹立たしさは同じ土壌に立つ医者として

我々患者以上に感じるところがあるのは当然だと思う。