緩和科 | 10月14日

初めて緩和科の診察を受けた。

夫は風邪気味だったので私一人で会う事になった。

この一年間大阪府立成人病センターに通っていて

常に気になってはいたけれど、

どうも医者不信の感が拭えない時間を過ごした為、

紹介されても正直、半信半疑だった。

しかし、ここで初めて専門家に出会えた気がした。

現在処方されている物、

そしてこれから処方しようとしている薬剤を丁寧に説明して頂いた。

知識の豊富さにも信頼感が芽生える。

こちらの訴えに急ぐことなく耳を傾けてもらえる。

緩和医療であるが所以だろうが、

そのゆっくりとした対応の仕方に早口でせっかちな私も、

いささかのんびり温厚になれる気がする。

考えてみれば、抗がん剤の説明も病期事態に関する説明も

こちらから、ひつこく聞かない限り主治医から能動的には何の対応も無かった。

副作用に関しても、そんな時間は無いからと

勝手にインターネットで調べてください、とJCOGとWJOGのメモを渡された。

自分の治療の実態を知らずして戦えるはずがない。

それでも頑張れ、と言う。

何ともちゃちな対処の仕方に、

「この人の頭の中はいったいどうなってんのかな」と不思議に思っていた。

人間は一人では生きて行けない。

いかに質の高いブレーンを置くかで人生の質が変わってくると言える。

当然、こんな事態に陥った人間にとって、それは大きな意味を持つ。

少し、味方になってもらえるのではないかと実感した一日だった。