命の重さ | 9月29日

私も夫も当然、戦争を知らない。

60年以上も平和の恩恵にどっぷり浸かっていると、

平和が何たるかも正確には理解できていない。

戦時中は、人の命が紙くずのように捨て去られて行った。

それが家族にとって、

どれほど重い物であっても容赦なく葬られた。

お国の為と言う理不尽な名目で、

そして虫けらのような扱いで数多くの犠牲者が排出された。

そんな中で、命の重みと言っても、

それを感じる意味さえ無い程、

日本は混乱の極致に達していたに違いない。

この大阪府立成人病センターで闘病し

平和な世の中で、

その最大の恩恵を受け死んで行ける幸福を

もっと素直に喜ぶべきかもしれない

様々な思いはあるけれど、

必ず誰しもが通る道であるなら、

左程、問題にする事でも無いような気さえする。

重要なのは我々二人の間で悔いを残さず、

残りの人生を生きる事に他ならない。

寄り道をせず、最良の道を選択し、

歩いて行きたい。