PET検査 | 9月20日

大阪府立成人病センターの敷地内にある小さなクリニックで

夫は2回のPET検査を受けた。

初めて訪れた時は本当に病人を扱うクリニックなのかと疑う程、

接客も設備もまるでホテルのようだった。

ゆったりとしたソファーに腰を掛けると「お茶をお入れしますが、

あたたかい方がよろしいですか?」と聞いてくれる。

何とも予期せぬVIP扱いに夫と顔を見合わせて笑ってしまった。

今でもこの場所に赴くことは不思議と抵抗がない。

本来なら金儲け主義のおかどちがいの接客態度と無視するところが、

ここでは救いの手を差し伸べられたようにさえ感じる。

かたや古い建物の設備の整わない、

陰気くさい環境下で当たり前のように延々待たされると、

どんどん卑屈になる自分を感じてしまう。

いったい我々がどんな罪を犯したと言うのか、

まで精神状態が下降する。

治らない病気を宿した人間にとって、

居心地のいい環境は必要不可欠だと思う。

せめて精神状態だけは穏やかに暮らしたいから。