末期がんに群がる商売 | 9月14日

夫が大阪府立成人病センターに通う生粋のがん患者になってから、

毎日のようにインターネットで貪るように情報を収集していると、

商売と言う観点から一つの構図が見えてくる。

末期がん患者の様な藁をもすがる人間を相手にし出すと

、真っ当な商売がバカバカしく見えて来るようで、

その狂喜乱舞している様は広告の文字列から容易に判断がつく。

「末期がんからの生還」「奇跡の生還」「末期がん克服」いい加減聞き飽きた。

そんなはずは無い。

このようなお決まりの文句で何とか落とそうとする輩はまだ解り易い。

規模も小規模であるが故に経営の魂胆も見え見えで

自らうさん臭さを暴露している向きがある。

厄介なのは結構大規模でクリニックを展開している場合である。

大した経験も無く、やる気もないくせに

スタンスだけはどこかで聞いたような事を仰々しく掲げてくれる。

ホンマかいな、と怪しむ反面、

騙されてもいいか、と言う誘惑に一瞬駆られる。

しかし、ニセ医療をあばく材料が無いわけではない。

そのようなクリニックが持つサイトは異常にテキストの数が少ない。

だって元々筋の通った信念なんか何処にも無いわけで、

自分のスタンスやミッションを語るに相応しい文字数が増えるはずもない。

お蔭様でこの一年で的確にグレーゾーンを見極める術を身に付けた。

しかし、それがどうした。

私は探偵や弁護士ではない。

夫が穏やかに生きれる最良の方法をたった一つ探りたいだけ。