20年前と今 | 9月1日

大阪府立成人病センターに病院を決めた理由は

近所のかかりつけの医師からの紹介であり、

比較的家から近かったからである

最もそんなに冷静に考えるゆとりは

何処にもなかったことは確かだけれど。

私は父と母をそれぞれ20年前と30年前に

ガンで失っているので

自分自身がガンになる事は容易に想像が出来た。

いつの間にかシュミレーションさえ出来ているほど、

この病気を身近に感じていた。

しかし、夫は違った。

夢にも思っていなかった。

これが私の誤算だった。

バカか。

妻としての責任をことごとく感じる。

悔やんでも悔やみきれない。

このサイトを立ち上げるに当たって、

ある覚悟を持って挑まないと不可能であり、

その覚悟とは今、現実に起こっている状況と言うものを

真っ向から直視しなければならないと言う事を

自分に言い聞かせることであった。

この一年間、

ある意味自分の気持ちを誤魔化しながら生きてきた。

そうしないとショックが大きすぎて耐えられなかったから。

でもそれがいつまでも許されるはずも無い。

ここまでの窮地に立たされても誰に頼れる訳でもない。

父と母の闘病の経験から病院に対する不信感もあって、

更に不安を募らせていた。

でも20年の年月は病院に対する私の印象を変えてくれた。

去年たった一週間ほどの入院だったけれど、

事務や案内の方、そして看護士さんの印象は

20年前とは比べ物にならなかった。

この一年間、何一つ嫌な思いをした事がない。

この一年間でたまたま別の病院に行く機会があったけれど、

けっこう腹立たしい思いをした。

だからこの大阪府立成人病センターの事務、看護士部門は

他の病院に比べて優れているのだと思う。

かなりの回数通っているが、

未だにその期待を裏切られたことはない。

しかし、医師はそうではなかった。

外科も含めて4人の医師と若干なりとも接したが、

20年前と変わったという印象は残念ながら無かった。

どこに違いがあるのか、

今後じっくり考えて行きたいと思う。