TS-1の役割

現在、日本では非小細胞性肺がんでEGFR変異が無い場合のファーストラインでカルボプラチン+パクリタキセルの併用療法を行うことが多い。しかし、この治療法では副作用が強く出ることが多く、少なからず、こんな苦しい治療が抗がん剤治療なら二度と受けたくないと思う人が多いらしい。そこである医師はこの治療に疑問を呈し、カルボプラチン+TS-1、ジェムザール、アリムタ、ナベルビンを行うべきと言うこと。特にカルボプラチン+パクリタキセルとカルボプラチン+TS-1を比較した大規模臨床試験では効果は同等かそれ以上、副作用は明らかに少ないと言われている。大阪府立成人病センターでもイレッサ耐性後の選択肢に主治医の口から最初に登場した。まったく聞く耳を持っていなかったとは言え、従う人も当然、数多くいるはず。この医師はこんな治療を医者として提供するのは患者側の利益より何か別のものを重視しているとしか思えないときっぱり言い切っている。