NK4

ここでも又、イレッサ耐性の研究が進められている。耐性が起こる原因は薬剤が効かなくなる原因物質の発生によるが、その原因物質を妨げるたんぱく質の研究が着々と進行している。動物実験ではすでにがんが消滅する事を確かめている。イレッサは効く人にとっては画期的な薬であったが、耐性は免れない。そこで研究チームは幹細胞増殖因子(HGF)という体内物質に注目。HGFをイレッサと共に投与すると、殆どの細胞が生き残ることを突き止めた。HGFより先回りして受容体に取り付くNK4というたんぱく質をマウスに投与すると約2週間でがん細胞が消滅したのである。今後は、NK4を研究する製薬会社などと協力して臨床試験を早急に開始するとしている。分子標的薬の出現が画期的であり、金沢大学、大阪大学、京都大学など、その分野の研究を更に進めて行こうとする研究グループが続々と現れているようだが、大阪府立成人病センターではあまり聞いた事がないが、どうなのだろうか。