アファチニブの有効性確認

2012年 6月1日から開幕したASCOのオーラルセッションでの発表。
シスプラチン+アリムタによる化学療法とアファチニブを比較検討した
臨床第三相試験の結果、
アファチニブが無増悪生存期間を有意に向上させる事が明らかとなった。
アファチニブは不可逆的ErbB系阻害薬で、
イレッサやタルセバよりも永続的かつきめ細かくEGFR経路をブロックする。
結果は、PFS中央値がシスプラチン+アリムタで6.9ヶ月、
アファチニブは11.1ヶ月。
特にエクソン19決失とL858Rの変異を有する患者グループに於いては
13.6ヶ月と更に高い結果であった。
アファチニブ群での有害事象は、
下痢、発疹、口内炎、爪周囲炎、乾燥肌など、
やはりイレッサやタルセバと類似している。
肺がんの薬剤はワクチン、分子標的薬など、
副作用の少ない優れた物が続々と開発されつつあるが、
問題は承認までの期間である。
是非、役人のつまらない駆け引きで、患者がその恩恵を阻害されないよう願いたい。